白色申告書とは?必要な書類と作成方法

ファイナンス

皆さんこんにちは!緯-yokoito-事務所です。「確定申告」の時期が近づくと、なんだかソワソワしませんか?特に初めての方は、「難しそう」「面倒くさい」というイメージをお持ちかもしれません。

でも、安心してください!

確定申告は、正しく行えば、税金が戻ってくる可能性もある、事業者にとって大きなメリットがある手続きです。今回は申告書の中でも手続きが簡単な白色申告書について解説します。

白色申告とは?

あたらめて、白色申告書とは、個人事業主やフリーランスが1年間の事業所得を計算し、所得税を確定申告するために税務署に提出する書類のことです。

確定申告には、白色申告と青色申告の2種類がありますが、白色申告書は、そのうち青色申告を承認されていない方が提出する書類です。

白色申告では、簡易簿記で帳簿をつけ、収支内訳書という書類に収入と支出を記録します。そして、その収支内訳書をもとに、確定申告書を作成し、税務署に提出します。

白色申告の特徴

白色申告の特徴は以下の通りです。

  1. 帳簿付けが簡単
  2. 手続きがシンプル
  3. 節税効果は限定的

まずは帳簿付けが簡単なところです。白色申告は複式簿記ではなく、簡易簿記で記帳するため、簿記の知識がなくても比較的簡単に帳簿をつけることができます。また、青色申告に比べて、提出する書類が少なく、手続きがシンプルになっています。

しかし、青色申告のような特別な控除がないため、節税効果は限定的となっています。

白色申告書に必要な書類

次に白色申告書に必要な書類です。

1. 確定申告書

2. 収支内訳書

3. 各種控除などの添付書類

まずは確定申告書です。正式名称は「所得税の確定申告書」といいます。令和4年分(2022年分)の確定申告から、AとBの区分が廃止され、1つの様式に統合されました。確定申告書は収入や経費、所得金額などを記入し、税額を計算するための書類です。これらは、国税庁のウェブサイト「確定申告書等作成コーナー」で作成できます。

次に収支内訳書です。これは1年間の事業の収入と支出を、項目ごとに分けて記入する書類で、確定申告書の添付書類として提出します。

収入や支出の内容を証明する書類(請求書や領収書など)は、収支内訳書と一緒に提出する必要はありませんが、税務調査が入った場合に備えて、5年間保管しておく必要があります。こちらも国税庁のウェブサイト「確定申告書等作成コーナー」で作成できます。

最後に、各種控除などの添付書類です。医療費控除、生命保険料控除、扶養控除など、控除を受ける場合は、それぞれの控除に必要な証明書類を添付する必要があります。例えば、医療費控除を受ける場合は、医療費の領収書や医療費控除の明細書などが必要です。

確定申告書等作成コーナー

国税庁のウェブサイトには「確定申告書等作成コーナー」があります。これは、必要事項を入力するだけで簡単に確定申告書を作成することができます。

出所:https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl|国税庁

確定申告書を作成した後はe-Taxや直接税務署にもっていく必要があります。また、確定申告の作成方法は手書きや電子ツールなど他の方法もありますが、あらためて別の記事で解説します。

収支内訳表

また、白色申告に必要な収支内訳表もあります。確定申告書の添付書類として必要で以下の用紙に一年間の収入と支出を項目別で書きます。

出所:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/yoshiki/01/shinkokusho/pdf/r05/05.pdf|国税庁

収支表の書き方は下記に令和5年分の収支内訳表(一般用)の書き方を解説しています。ぜひご覧ください。

参考文献:www.nta.go.jp

白色申告書の作成ツール「やよいの白色申告オンライン」

白色申告書を作成するのであれば「やよいの申告オンライン」がおすすめです。

出所:https://tinyurl.com/22vzul42|やよいの白色申告オンライン

やよいの白色申告オンラインは、面倒な確定申告を簡単に、そしてお得に行えるクラウド型の白色申告ソフトです。

最大の特徴は、自動化による入力の手間削減です。 銀行明細やクレジットカードの取引データ、レシートなどを自動で仕訳してくれるので、手入力の手間が大幅に省けます。さらに、スマホで撮影したレシートも自動で読み取ってくれるので、外出先でも簡単に記帳できます。

他の電子ツールと違う点として、

  • 確定申告書の作成・e-Tax提出までをワンストップで完結できる
  • 2,500以上の金融機関と連携し、自動で取引データを取得できる
  • POSレジシステムや請求書ソフトとの連携で、業務効率化を支援
  • スマホアプリでいつでもどこでも記帳や確認が可能
  • わかりやすい操作画面と充実したサポートで、初心者でも安心

などが挙げられます。

確定申告の作業を効率化したい方、会計ソフトを使ったことがない方でも、安心して利用できます。基本的には無料なので、ぜひ一度お試しください。

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